形成外科・美容外科・美容皮膚科の東京渋谷 たか子クリニック

たか子院長のコラム

はじめに

私が日々思っていること、伝えたいことを、私らしく、私の言葉で伝えたいと思い、コラムのページを設けました。
医療に関すること、美容に関すること、それ以外の日々の思いを書いてまいります。
コラムの内容は、よく、患者さんの治療中にお話している内容でもあります。

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No.019

2009.1.7

「新しい機械」

現在、新しい機械のモニターが進行中です。詳しい事は現時点ではお伝えすることが出来ませんが、今まで可能でなかった治療を可能にしてくれると期待をしています。
私にとって、新しい機械がどんな事が出来るかを調べている時が一番楽しい時間です。当然、まずは理論武装から入りますが、理論的に可能であっても、実際には可能でない事もあります。唯、機械が同じであっても、ちょっとしたコツで結果は変わります。そこが治療の醍醐味です。
2007年8月パールがクリニックに導入されてからの2か月間は怒涛の2ヶ月間でした。100名近い患者さんたちにモニターをお願いしてパールを施術しました。当然最初のギニーピッグ(モルモット)は私で、そのあとはまずはスタッフ。私たちはハーフサイド(片側のみ)です。このテストで問題がないことを確認したうえで、患者さんたちにお願いして、モニターを開始します。男の先生方には「先生の患者さんは先生と同様アグレッシブですね」と言われたのですが、アグレッシブと云うより積極的な性格の方が多いのは確かですし、私との会話は医者と患者さんの会話というより、ガールズ・トークです。
いつも最初に機械を導入する際には100名近くの患者さんのモニターを行うようにしている理由は、例え、良い治療であると確信している治療であっても、思わぬ事が起こりうる可能性があるので、100例近く経験すれば予測も可能だからです。当然モニター治療といえども、気を抜く事はありませんし、何か生じた時には、きちんと対処します。この対処も私の経験として財産になります。
モニターをして下さる患者さんには「○○という効果が得られると思うけれど、万が一、それを得られなくても、治療前の状態にはなります」と説明しています。
以前、学会で私のパールの経験を発表したところ、ある先生からメールを頂き、自分は別の機種を買ってしまったけれど、私の発表を観て後悔しているとの事でした。私がこの先生に出した返事に「どの機種が良いかというよりも、まずはどれだけ自分がその機種を理解して最大限の効果を出せるかを考えた方が良いですよ」と書きました。私も色々な機種を検討して、その中から一つを選択しています。それぞれ、理論的に作られた機械ですし、それぞれに伴うメリット、デメリット、価格などを検討して、私なりの好き嫌いで選択しています。そして、メーカーが推奨する設定を基に、自分で経験してより良い設定を作り上げてゆこうと思っています。
それにしても、新しい治療を開始する度にレーザージェネシスの偉大さを再確認しています。内出血や色素沈着が招じてもレーザージェネシスが治療してくれるという安心感に私自身とても助けられています。いろいろな海外の国で講演する時も、「ジェネシスがあれば、怖くない!私はジェネシス・ラバーです!」と公言しています。別の治療についての講演でも最後はジェネシスを触れずにはいられません。それだけ素晴らしい治療だからです。
現在進行中の新しい治療はそろそろ、私の中で固まってきました。2009年4月頃には、開始できると思います。

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