形成外科・美容外科・美容皮膚科の東京渋谷 たか子クリニック

たか子院長のコラム

はじめに

私が日々思っていること、伝えたいことを、私らしく、私の言葉で伝えたいと思い、コラムのページを設けました。
医療に関すること、美容に関すること、それ以外の日々の思いを書いてまいります。
コラムの内容は、よく、患者さんの治療中にお話している内容でもあります。

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No.017

2008.1.31

「フット・ケア」

私は、自分の足に関して、苦労人です。
身長の割には22センチと小さく、幅は広い。なので、ユーザーズミーティングで毎年訪れるアメリカでは、自分のサイズの靴をを探すこと自体、かなり困難を極めます。
加えて、巻き爪気味だし、足の角質はとんでもなく厚いんです。この角質ときたら、毎日お風呂で削らないと、3日で眉毛用の鋏で切れるほど厚くなってしまうくらい!
このように自分が巻き爪で苦労してきたので、殊更興味を持って勉強してきた結果、現在クリニックでは巻き爪に対して「ドイツ式のワイヤー矯正」を行なっています。
◆「巻き爪矯正」の詳細はこちら >>
私が始めて、このドイツ式の「VHO式」治療を知った頃、この治療は主にフット・ケア・サロンで行われていました。そのため、私が「勉強したい」と思っても、数週間かけて通うコースしかなく、二の足を踏んでいました。
その後、待ち続けた結果「この治療は、医療機関で行うべきで、医師に対しては一日の講習でよい」という案内を頂き、早速申し込み、医師向けの初回講習会に参加しました。
この「VHO式」と言う「巻き爪のワイヤー矯正」は、基本的に局所麻酔が必要でなく、一度装着すると数ヶ月持つことが多いのが利点です。
私のもう一点の悩みの種「角質などのケア」は、クリニックの看護師がドイツ式のフット・ケア(フスフレーゲ)の学校で学び、患者さんに行っています。
◆「フットケア」の詳細はこちら >>
このケアで私がいつも患者さんに話しているのは「自分でできるケアを施術中に看護師から学んで下さい。そして自分でケアしきれなくなった時に、又いらして下さいね」と言うことです。
たか子クリニックでフット・ケアを始める以前、友人に連れられてサロンで角質を処理してもらったことがありました。 この時、「私はすぐに角質が厚くなってしまうのですが、普段はどのようにケアしたら良いですか?」と質問したところ、答えは「そのときは又いらしてください」でした。
その答えを聞いた時、私は「もうこのサロンには来ないだろうな」と思いました。
何故なら、自分でできるケアを教えてくれないのであれば、毎週通わなくては私の角質はとんでもなく厚くなる事は必至。けれど「毎週サロンに通うのは、時間的にも経済的にも無駄だ」と思ったからです。
角質苦労人の私は、旅行でも、角質ケアの製品を持って行きます。又、フット・クリームは街で見かけると、思わず買い、自分で試して良いと思われるものを患者さんに教えるようにしています。
現在は「ボディ・ショップのHEMPが入ったフット・プロテクターが一押しです!」と申し上げると、「こちらで買えるのですか?」と仰る患者さんもいらっしゃるのですが、たか子クリニックでは、フット・ケア商品は販売しておりません。その時、自分で一番良いと考えるものをお勧めしているので、変わる可能性も高いからです。推薦はしますが、ご自身でボディ・ショップに足を運んで、ご自身に合ったものを選んで下さい。
顔の皮膚ばかり気にしてきれいにしていても、サンダルから覗かせる足が汚くては、完璧ではありません。
昔の私は、正しいケアを知らなかったが故に、本当にひどい状態でも仕方ないと思い込んでいました。今でも、普通の人よりは醜いでしょう。しかし、足も顔もケアを重ねていくことによって、徐々に良い状態になっていくのを実感している日々です。
スキン・ケアもフット・ケアと同様、まずは自分でできることをきちんとやる。そして、それでも、できない部分をプロの手に委ねると言う事が大切だと私は考えています。
久保田たか子のコラム No.017「フット・ケア」
2008.1.31

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