巻き爪矯正法(VHO) 形成外科の東京渋谷 たか子クリニック

巻き爪矯正法(VHO)

巻き爪矯正法(VHO)とは

巻き爪は、早期に様子を見せていただければクリニックでは適切な治療を行えます。ところが、巻き爪を放置し、実際には痛いのを我慢して爪の周囲の皮膚が化膿して痛みを伴う状態になってから、あわてて来院される患者さんや、近頃は医療機関ではないフットケア専門店で応急処置を行って凌いでいる方が多いのが実情です。

たか子クリニックでは、手術による巻き爪治療ではなく、VHO(3TO)式矯正法をお勧めしております。爪矯正の場合、施術に痛みは伴いませんので、麻酔の必要もなく、また再発しても程度が軽い時期ならば短期間で矯正されます。

巻き爪などで爪の状態が気になるようでしたら、悪化させる前に受診していただき、早めに処置をするのが最良です。気になるからと言って、爪の角を繰り返し切ってしまうと、いわゆる深爪状態になり、ますます痛くなり、結果的に巻き爪も進行させてしまいますのでご注意下さい。

当クリニックで採用しております巻き爪VHO(3TO)式矯正法は、歯科矯正用のワイヤーを用いて徐々に巻き爪を矯正します。

この治療の利点

  • ワイヤー装着後、人口爪をつける為爪が伸びていなくても治療できる。
  • 一度装着すると、数ヶ月付け替える必要がない。
  • 治療後も日常生活に支障がない。
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このためストッキングや靴に影響なく普通の生活が送れます。数ヶ月後にワイヤーを外してみて、また痛みが出た場合は、もう一度つけると良いです。治療期間の目安としては、これまでに当クリニックに来院された方の矯正回数を平均しますと約3回となっています。期間にすると、半年から1年くらいかけて矯正していきます。

症例

巻き爪初診時

東京渋谷 形成外科・美容皮膚科たか子クリニック VHO(3TO)巻き爪初診時
東京渋谷 形成外科・美容皮膚科たか子クリニック VHO(3TO)巻き爪初診時
VHO式巻き爪矯正法治療中。初診より8ヶ月後にワイヤーのかけ替え時

東京渋谷 形成外科・美容皮膚科たか子クリニック VHO(3TO)式巻き爪矯正法治療中
東京渋谷 形成外科・美容皮膚科たか子クリニック VHO(3TO)式巻き爪矯正法治療中

施術の流れ

  • 歯科矯正用のスチール鋼を爪の大きさに合わせて切り、爪の湾曲状態に合わせてワイヤーを湾曲させる。
  • これを爪の左右に引っ掛け、専用のフックを用いて巻き上げ、固定する。
  • 余分なワイヤーをカットした後、人工爪でワイヤーの固定部分をカバーする。
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治療時間は1回15分程度で、治療後に痛むこともありませんので、お仕事帰りの施術も可能です。

爪の横に引っ掛けたワイヤーは、一見、食い込んで痛いように見えますが、血管が走っている真皮内まで突き刺すわけ ではないため、痛みは局所麻酔をしなくて良い程度の軽いもので、出血もしません。

固定したワイヤーは爪の伸びとともに前方に移動するので、施術後約3ヵ月はそのままの状態で、付け替えは不要です。

VHO

巻き爪は放っておいても治るものではないので、早めに医師の相談を受けましょう。

治療費

  • 初診料込み1本目11,000円、同日の2本目以降1本につき8,800円プラス。ワイヤーかけ直しの場合も同料金です。(自費診療)

巻き爪とは

巻き爪とは、母趾(足の親指)に最も多く発生しますが、他の足趾や手指の爪にも発生することがあります。

爪の両端が先端部で強く内方に湾曲しそのために爪床(爪下の皮膚)を挟み、皮膚に食い込むことにより強い痛みを引き起こします。この痛みを取り除くために爪を深く切り込めば一時的に痛みから解放されますが、爪が伸びるにつれて爪の巻き込みはより一層強く、痛くなり、切る。の繰り返しで悪循環を引き起こします。

巻き込んだ爪により軟部組織が傷つけられて潰瘍ができ、細菌の感染を受ければ炎症を起こし、更に激しく痛み悪化していきます。 巻き爪には、爪が皮膚に刺さって炎症を起こす陥入爪と、爪が丸く巻いてくる湾曲爪(こちらが狭い意味の巻き爪です)とがあります。実際には、両者の合併症も多く見受けられます。

湾曲爪は、爪水虫が原因だったり、体質的なものだったりしますので、まずは医師の診断を受けてください。

巻き爪にならないためには

巻き爪(陥入爪)にならないために、まずは「深爪」をしないことです。加えて、爪はなるべく四角く切りましょう。

窮屈な靴が原因で、巻き爪や陥入爪になる場合もあります。つま先の窮屈な靴を連続で履かないように心がけて下さい。

同じようなパンプスを履いていても、巻き爪(陥入爪)になる人とならない人がいます。なぜなら、骨格や歩き方、体重のかけ方、靴の履き方などいろいろな要因が足先に影響するためです。

必ずしも「パンプスはダメ!」ということではありません。窮屈な靴や先の細い靴と、圧迫のない靴とを交互に履き替えたりするなど、履き方を工夫することで症状は軽減できます。

また、大き過ぎる靴も、靴の中で足が遊んでしまって歩くときに足が前へと動いてしまい、指先が靴先にぶつかってしまい、巻き爪の原因になります。

靴を選ぶ際には実際に履いて歩くなどして、充分に気をつけましょう。

巻き爪の痛みの原因となるもの

  • 爪による皮膚への圧迫、また靴、ストッキングによるさらなる圧迫
  • 爪を切った際、端の部分が切りきれずトゲ状に残ったみのが皮膚にささる
  • 爪の中の異物、汚れ
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巻き爪の原因となるもの

  • 爪の形状(遺伝的要素)
  • 靴による圧迫
  • 深爪の習慣
  • スポーツ(母趾に急激な重力がかかるもの、瞬発力を必要とするもの)
  • 肥満、妊娠(急激な体重の増加)
  • 悪路での長時間歩行
  • 爪水虫(爪白癬)
  • 誤った処置
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巻き爪の予防には

  • 爪の両側の角を残して切ること
  • 靴や靴下は適度なゆとりのあるものをはく
  • 足を清潔に保つ
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